
©:森薫 Lady Maid 1999
森薫さんの同人誌です。
「Lady Maid」の本は漫画作品が多いのですが、この本は各種メイドの分類法、Q&A、コラム、衣装集など、メイドさんに関する基礎知識を解説した内容です。
まさしく「勢いに任せて作ってしまった本」という印象です。
ただ、自身の「好き」を形にし、読み手に伝えようとする気持ちが大変良く込められていることに加え、メイドさんの良さを読者に伝えようとする工夫が随所に感じられます、特に「メイドさん分類法」や「メイド服コレクション」は、初心者がメイドを理解する一助となる貴重な資料です。ちなみに、この辺りの資料としての構成は、後々の『エマ ヴィクトリアンガイド』(エンターブレイン刊)へと受け継がれています。
それにしましても、この当時のPNが”杉良子”とはこれ如何に(笑)。
森さんの同人サークル「Lady Maid」はこの本から始まり、『シャーリー』や『エマ』へと繋がったのは周知の通りです。ですから、この作品が、今も続くメイドブームを作り出した始原の本、と言えるかも知れません。内容もさることながら、華やかな雰囲気の表紙も見逃せない1冊です。