ロボいぬさんの同人誌です。
牛乳屋を営む犬青年のストレンジな日常を描く「犬の牛乳屋さん」、子供の遊びを独自の解釈で描く「コドモナイズ」、恋に落ちた少女の独白を綴る「花」、身寄りを亡くした女の子に犬の人形が見せる幸福な夢のお話「ナイトピア」など、趣の異なる7つの短編を集めた作品集です。
意外、という言葉が良く似合う本だと思います。絵本に出て来るような動物キャラが、時に痛い目に遭ったり、ブラックでシュールな想像をしたり、はたまた、楽しい空想の世界を演出したり、といった具合に、様々な役割を担っている点がユニークです。
一部、人を選ぶ表現もありますので、どなたでもオススメ、とは行きませんが、「脳が紡ぎ出す多様な妄想を愉しめる作品」とご紹介させていただきたいと思います。
この作品にあるブラックユーモアを面白いと感じるのは、少なからず、ブラックな想像の経験や持ち合わせがあるからなのかも知れません。そんなことを、この作品からふと感じました。