子鞠和さんの『OPERA』7号掲載の作品です。
もののけが棲む〈真夜中商店街〉に、となり町から訪問者がやって来ます。名は豆太、種は白鳩、目的はヨメ探し。そんな所に、運悪く行き合わせてしまった鴉の夜助は、彼にいたく気に入られてしまいます。そんな二羽の結末やいかに?
人間のかたちをした鳩や鴉が繰り広げる、ちょっと可笑しくて不思議なBL短編です。鴉の商売が飴玉屋という設定ゆえ、子鞠作品にしばしば見られる「飴」が登場します。また、昭和レトロな商店街や小道具の類など、細かな点まで観察して楽しめる点は健在です。
『OPERA』での過去3作品に比べ、多少BL要素が強い面がありますが、白と黒のコントラスト、独特な台詞回し、夜助の豆鉄砲を喰らった表情辺りが、この作品の読みどころだと思います。なお、子鞠和名義では最後の作品です(2008年1月現在)。
【次回は15−16日頃更新予定です】